日本人同士が結婚をする場合は、婚姻届とそれぞれの戸籍謄本などを用意して市区町村役場に届出します。ここではアメリカ人が日本で国際結婚をする場合、手続きに必要な書類と提出方法についてご紹介します。用意する書類は少し増えますが、ある程度準備をしておけば手続きはすぐに終わります。
国際結婚に必要な書類(日本での結婚)
婚姻届
市役所、区役所または町村役場で婚姻届をもらい、必要事項を記入します。婚姻届けはデザインされた市販のものでも大丈夫です。用紙には承認欄があるので二人に承認のサインを書いてもらいます。国籍は問いません。
戸籍謄本(日本人)
戸籍に関する情報が載っている戸籍謄本は、本籍地のある市区町村役場で取得します。発行には本人確認書類が必要です。郵送で取り寄せることも可能で、一部の市区町村ではマイナンバーカードまたは住民基本台帳カードがあればコンビニで発行もできます。
本人確認書類
運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなど氏名や住所、生年月日が確認できるものが必要です。
印鑑
書類に誤りがあった場合、訂正ができるよう用意しておきます。
パスポート(外国籍の方)
外国籍の方は用意が必要です。
婚姻要件具備証明書その日本語の訳文(外国籍の方)
外国籍の方が独身であること、年齢など自国の法律からみて婚姻することに支障がないことを証明するものです。婚姻要件具備証明書は大使館・領事館のサイトからダウンロードできます。記入をした証明書とパスポートを持参のうえ、大使館・領事館に行きます。予約が必要なので注意してください。配偶者となる日本人は一緒に行かなくて大丈夫です。証明書の発行手数料は50ドルで日本円での支払いも可能。有効期限は3ヶ月です。
在日米国大使館と領事館の住所・営業時間
米国大使館
米国大使館 〒107-8420 東京都港区赤坂1-10- 5
電話番号: 03-3224- 5000
一般開館時間:月曜日から金曜日の午前8時30分〜12時、午後2時〜5時30分
休館日:土曜日・日曜日&日米の祝祭日
米国領事館
在札幌米国総領事館
〒064-0821 札幌市中央区北1条西28丁目
電話番号: 011-641-1115
一般開館時間:月曜日から金曜日の午前9時〜12時、午後1時〜5時
休館日:土曜日・日曜日&日米の祝祭日
在名古屋米国領事館
〒450-0001 名古屋市中村区那古野1−47−1名古屋国際センタービル6階
電話番号: 052-581-4501
一般開館時間:月曜日から金曜日の午前8時30分~午後5時30分
休館日:土曜日・日曜日&日米の祝祭日
駐大阪・神戸米国総領事館
〒530-8543 大阪市北区西天満2-11-5
電話番号:06-6315-5900
一般開館時間:月曜日から金曜日の午前9時〜12時、午後1時30分〜3時30分
休館日:土曜日・日曜日&日米の祝祭日
在福岡米国領事館
〒810-0052 福岡市中央区大濠2-5-26
電話: 092-751-9331
一般開館時間:月曜日から金曜日の午前9時30分~午後5時30分
休館日:土曜日・日曜日&日米の祝祭日
在沖米国総領事館
〒901-2104 沖縄県浦添市当山2-1-1
電話番号:098-876-4211
一般開館時間:月曜日から金曜日の午前8時~午後5時
休館日:土曜日・日曜日&日米の祝祭日
婚姻届けの提出方法
上記の必要書類が揃ったら、入籍をしたい日に市区町村役場に行きましょう。日本での手続きは日本人同士の結婚と同じ流れになりますので、案内に従っていれば大丈夫です。クリスマスなど人気の日は2時間くらい待つ覚悟で!晴れてお二人が夫婦になり、これからも日本に住む場合は大使館に報告する必要はありません。国際結婚の手続きは大変かも……と思ってしまいますが、日本人は全く大変ではありません(笑)
アメリカ人が結婚後に取得が可能になるもの
婚姻届受理証明書の取得
結婚後、婚姻届を提出した市区町村役場にて結婚を証明する「婚姻届受理証明書」の取得が可能になります。婚姻届受理証明書は2種類から選ぶことができます。大きいサイズは1400円程度、小さいサイズ(A4)は350円程度です。必ずしも取得しないといけないわけではありません。会社によってはこういった証明書が必要になるケースもあります。
アメリカ国籍者が結婚した場合でも、アメリカ政府は結婚の証明を発行することはありません。日本の市区町村役場が発行した婚姻届受理証明書だけが結婚の証明になります。